【インテリア&カラー】〜建築カラーのお話〜part13 クラッシックスタイルのインテリア
東近江市、彦根市、可児市を中心にわかりやすさを大切に定額制の家づくりをしている「みんなの家」です。いつもみんなの家コラムをご覧いただきありがとうございます。
今日のテーマは、「クラッシックスタイル」のインテリアです。「クラッシック」や「デコール」などと呼ばれるこのスタイル、皆さんはどんなものをイメージされますか?
- シャンデリア
- ベルベット
- モールディング (枠の装飾)
- 曲線
- アートな世界
キーワードはこんな感じで、私は昔見た「お金持ちのお家の応接間」などを想像します。笑
天井にはシャンデリアがあって、ゴージャスなソファーやカーテンや絨毯、高そうな家具やレコードなどが置いてあるイメージ。あとは、「ヨーロッパのお城」「明治や大正時代に建てられたホテル」などなど。
みんなの家本社からほど近い滋賀県近江八幡市にはヴォーリズ建築がたくさん残っていて観光地としても有名です。木造でデコラティブな建物は、西洋と日本の建築様式が取り入れられ、風情ある町並みとも調和しています。
そんな見るだけでなかなか携わることのないスタイルですが、みんなの家のお客様でとても素敵なクラッシックスタイルの建物をご依頼いただきました。1階は美容院で2階は住居になっています。お客様は今までコレクションされてきた家具、シャンデリアやステンドグラスの照明器具などをとても大切にされていて、それらが素敵に調和する空間をイメージされていました。また、ゴージャスなドライフラワーをロビーの中心に置き、玄関からは赤い絨毯が敷かれて…「大正ロマン」をキーワードに出来上がったのがこちら。
大正ロマンをイメージした美容院
重厚感あるブラウンの内装。壁は漆喰塗装でナチュラル感、温かみを感じます。
他にもポイントがたくさんあります。
- ドライフラワーの背後には組子パネルを使った豪華な装飾
- 開口部にはデコラティブなモールディング (枠の装飾)
- 3mある高天井には木を格子状に彩った装飾
- 職人の手で一点一点作られたクラッシックなデザインの受付カウンター
- アンティークな照明器具、ステンドグラス、掛け時計など
- ブラウン、ゴールド・赤・黒と重みのあるカラーを使ったインテリア
- ネイビーにゴールド模様をあしらったの3Dクロス(ボコボコと立体感があります)
- レザーやベルベットの椅子
- 圧倒的な存在感のブラックタイルの壁
クラシックスタイルのカラー
いかがでしたでしょうか?なかなかここまでのクラッシックを体験できることはないので貴重な経験をさせていただきました。
クラッシックスタイルは一つひとつのアイテムにこだわりがあるので、お金もかかるスタイルと言われています。職人の手間、時代を渡ったアンティークな家具、少しずつ作り上げるインテリア、なんだか憧れたりします。
みんなの家ホームページにも特集が組まれています。お客様のインタビューなどもあるのでぜひご覧ください。こちらをクリック!
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tototo
インテリアコーディネーター/建築カラープランナー