【インテリア&カラー】【建築カラーのお話】part6 トーンでまとめる
こんにちは、tototoです。
いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
今日のテーマは、「カラーの繋げ方:トーンでまとめる」
お家のカラーを繋げることで、いろいろなカラー・デザインのお部屋があってもなんか統一感があって心地よく感じます。それがさらに外観と内観も繋がっていればそのお家のテイストやコンセプトがよりはっきりと伝わり、それもまた心地よさを生みます。
色の繋げ方といっても色々な方法があります。例えば、イエローベース/ブルーベースでまとめたり、黄色軸/赤軸といった色味でまとめたり。ただ、壁紙や床の色を見て色を分類するのは簡単ではありません。
今日ご紹介する「トーンでまとめる」方法はあまり難しく考える必要がなく、簡単に素敵にコーディネートできるのでおすすめです。格好良く言うと『トーンイントーン配色』と言います。
トーンというと難しく感じるかもしれませんが、「色の濃さ」といったイメージです。
「ライトグレイッシュトーン」のコーディネート
「ライトグレイッシュトーン」は、名前の通りグレーをたっぷり含んだ「くすみカラー」のトーンです。明るさは「高明度」。みんなの家は「ナチュラルスタイル」を得意としているのもあり、またここ数年の流行りというのもあって、接客させていただいていてもこの辺の色味を好まれる方が多いなという印象です。昔のお家ではあまり見られない色味ですが、最近はこんな淡いグレイッシュな建材もたくさんありますね。
「ダルトーン」のコーディネート
「ダルトーン」は、先ほどの「ライトグレイッシュトーン」に比べるとより色味を感じます。
と言っても「中明度・中彩度」の程よく色味を感じて程よくくすんでいて、とても落ち着いた色味です。お部屋に色が入ることで、動きが出て「カジュアル」な印象も出てきます。
長らく続いている「ナチュラル」「シック」の次にはこんな色味を使ったインテリアが来るという噂も…
ファッションでも最近はカラフルなものが流行っていたりしますよね。
みんなの家のスタイルでは「セレニティスタイル」でこんな感じの色を使うことが多いです。
「トーンでまとめる」ことでお家の中で色々なカラーを楽しみつつ、統一感も出て素敵に仕上がります。自分の好きな色味はどのトーンなのかを知っておくと役に立つかも知れません。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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tototo
インテリアコーディネーター/建築カラープランナー