【収納】整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた【定位置は永遠ではない】｜家づくりコラム

2022/01/18

【収納】整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた【定位置は永遠ではない】

こんにちは。
いつもお読みくださりありがとうございます。

今回は『定位置は永遠でない』について書こうと思います。

みなさんは何かを収納する時に『これはこの場所に収納する』と決めていると思います。
決めた場所に決められたモノを戻す。
これは『定位置管理』といいます。

この定位置管理を日常に取り入れると、探す時間が無くなり、モノの管理もラクになります。

２０２０年５月１９日のコラムで【定位置管理＝ラベリング】というコラムで定位置管理とラベリングの大切さを書かせて頂きましたので、そちらもご覧ください。
https://minna-ie.jp/blog/slug-c0a3f4c599ee18a7c79a635d92fa662e

ただ、定位置管理を完璧にして無駄な時間や労力、ストレスフリーで暮らしていても、残念ながら定位置管理は永遠でないのです。

人が生きていく中で

①背丈の成長
②使うモノの変化

家族が一緒なら更に

③家族の身長の変化
④家族の人数の変化

が大きく変化します。

小さな例から大きな例まで挙げてみましょう。

・洗濯洗剤や柔軟剤の自動投入機能付き洗濯機を買い替えたので、今までの洗剤や柔軟剤を置いていた場所（定位置）が必要なくなった。

・メイク落としのストックが子どもの成長で今まで2本で十分だったけれど、それでは間に合わないので４本買うようになり、今までの定位置に入らなくなって別の場所に置く必要が出てきた。

・納戸に高温洗浄クリーナーをしまっていたけれど、しばらく使っていないから処分し、空間が空いたので新たに必要なモノを入れるので色々な位置変えをした。

・子ども（幼児）の時は三段ボックスの一番下が一番入れやすい高さだったので、そこにおもちゃを収納していたけれど、今は背が伸びてその高さは低すぎて逆に収納しにくい。

・子どもが小さいうちはリビングにおもちゃや子どもグッズを置いていたけれど、成長と共に自分の部屋に置くようになったので、定位置が変わった。

・子どもが小さかった頃は毎月キャンプに行っていたのでキャンプ道具が沢山あったけれど、子どもが大きくなってきてそれぞれに忙しくキャンプは行けなくなったので、キャンプ道具は売ることにした。

・子育てが終わり新たな趣味ができ、それに伴うよく使うモノが増えた。

・ペットを飼い始めたので、今まで必要なかったペットグッズがとても増えた。

・今まで毎日会社に通っていたけれど在宅ワークの方が多くなり、それに必要なモノが増えてきたので、それに伴い在宅ワーク用のモノを置くスペースを作った。

・仕事の転職により必要なモノがガラッと変わった。

・子どもが独り立ちしたので子ども部屋が必要なくなった。

・子どもが結婚し孫を出産し連れて帰って来るようになったので、オムツや着替え、おもちゃなどのストックを置く場所が必要になった。

など、これはほんの一例に過ぎませんが、毎日の生活をしている中で必要なモノが変わったり、必要なくなったり、必要なモノが増えたり、はたまた人が増えたり減ったり。

このように人生の中で家という大きな枠に暮らす人や必要なモノが変わっていくのです。

その変化に伴って随時定位置を変えていかなければ、とても使いにくい収納になります。
使いにくい収納とは取り出しにくくて戻しにくい収納。
使いにくい収納になると、使わなくなったり戻さなくなったりします。
使いにくい収納は、使いたいモノが何処にあるか分からなくなり、探すのが面倒くさかったり探せなかったりで、また同じモノを買ってしまいあっという間にモノが溢れる家になってしまうという悪循環に陥ります。

そうならないためにも、必要なモノが変わったり、人の成長、人の出入りがあった時にはその都度定位置を変えてください。

そして定位置を決めたら、必ずそこに戻す（しまう）ようにする。
定位置管理をきちんとすると
時間の無駄や

お金の無駄

心のイライラのない快適ライフを手にいれることができます！