【インテリア&カラー】【建築カラーのお話】part5 ホワイトじゃないクロスのお家
こんにちは、tototoです。
いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
一年半ほどのコースを無事に終え、「建築カラープランナー勉強中」→「建築カラープランナー」と名乗らせてもらえるようになりました。お客様のお家づくりで精一杯頑張りたいと思います!
「建築カラープランナー」の講座でどんなことを学んだかを簡単に説明させていただきます。
建築で使う材料(外壁、フローリング、壁紙、タイル…)などは洋服と違って濁ったカラーが多く色味が分かりづらいです。フローリングなどを見て「色み」を分析するため、絵の具で色を作る練習から始めます。その練習をすることでどんなに色味が少ない色でも「あっ、赤が入ってるな」など分かるようになります。その他にも、「ナチュラルな配色って?」「シックな配色って?」などを言葉でしっかり説明できるように色を理論で学んでいきます。講座ではカラーは理論7割と言われてました。ただ、理論通りの整い過ぎた配色の空間はちょっとつまらなかったりします。カラーや配色は時代によって流行りもありますし、はずして遊びがある空間は素敵だったりします。奥が深いカラーの世界。素敵なものを色々見てセンスも磨いていきたいと思います。
そして、お客様の思い描くお家を叶えていきたいと思います。
さて、今担当させていただいているN様邸ですが、お家の大半を占めるベースのクロスがホワイトではないです。なかなかホワイト以外のクロスを使うのは勇気がいるかもしれません。大きな空間で見た時に濃く仕上がってしまうかもと不安ですよね。N様邸はホワイトのクロスをほとんど使っていません。「シック・モダン」がテーマなのでグレイッシュなカラーでまとめ、キッチンやサッシなどのアクセントでブラックを使ったりしました。
グレーのベースクロス
使ったベースクロスはこちら。SLP-641
完成したのはこちら。
シックですね〜
グレーでも少し赤みを感じる色味で、エレガントな印象にも感じます。
寝室と趣味の部屋 (洋裁室)
RE51008とRE51014
小さなサンプルでは濃い色に感じますが、広い面積になると明度が上がって見えます。ピンクみがかったグレーと寝室の一角に設けられた趣味のお部屋のブルーとのコーディネートが素敵で、見た瞬間N様と興奮しました。
他にもN様のお家ではこんなシックな色目のクロスを使っています。また完成したら紹介させていただきたいと思います。
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tototo
インテリアコーディネーター/建築カラープランナー