【収納】アクション数を意識してみよう!豊かな暮らしを収納から
こんにちは。いつも家づくりコラムをご覧いただきありがとうございます。
先月までは”みんなの家標準収納”について詳しくお話しさせていただきました。
今回は実践編として・・・
収納する場所はあるのに散らかってしまうのはなぜ???
ということについてお話ししようと思います。
収納というのは綺麗な空間をキープするためには必要なものだと考えます。
では収納が多くあればあるほどスッキリと綺麗な状態が保てるのでしょうか?
答えは・・・”NO"です。
収納というのはものを詰め込む場所ものを隠す場所ではないのです。
収納というのは”使いやすい場所に使うモノをしまう場所”& ”使い終わったら元に戻す”
が大前提となってきます。
しかしながらこの”使い終わったら元に戻す” という行為。
とても簡単なように思うのですがなぜかできないことが多いのです。
その理由は性格のせい?面倒だから??いえいえ、違うんです。
実はその理由、”人”に起源することだけではなく他に様々な理由があります。
今回はその中でも主に大きな理由2つをご紹介します。
理由1:片付ける収納の中がもので溢れている
見た目は綺麗なリビング。しかし、閉められた扉の中はぐちゃぐちゃでモノがいっぱい。
片付けようとする収納の中にモノが詰め込まれ過ぎていて、おく場所がない。
理由2:”片付けるまで開けたり閉めたりする行為が多い”(細かくワケすぎている)
一つのものを取り出すまでに・・・ まず扉を開けて→その中にまた引き出しがあって→
さらにその引き出しの中に小さなボックスがあって→
またそのボックスの中に・・・といった様に整理に夢中になるあまりに、
使う時やしまう時のことを考えられていない。
整理収納の分野では、必要なモノをしまってある場所から取り出す行動、
つまり”モノを出し入れするのに必要な動き”のことを”アクション数”と呼んでいます。
では具体的にこの”アクション数”。一体どういうものかを説明していきます。
例題:収納棚にあるカラーペンを出す
1(ワン)アクション :扉を開ける
2(ツー)アクション:引き出しを開けてペンケースを取り出す
3(スリー)アクション:ペンケースの箱からペンを取り出す
と、ペンを取り出すだけで 3回の動作が必要になってきます。
このように動作数が増えると問題となるのはズバリ!!!
片付が時に面倒になること。
その結果・・・机の上に置きっぱなしになる。
また、収納棚の中に片付けたとしても、その中にまた引き出しがあると結局は
収納棚に置くことになり、そして段々と詰め込んだ状態に。
ついには取り出しにくく開けることも嫌になってしまう・・・といった悪循環が起こってきます。
取り出しやすくするのにはノーアクションが一番便利なのですが、
それだと机の上に置きっぱなしなってしまいます。つまりは綺麗な空間をキープすることができなくなります。
ではどうすればいいのか??
それは 使う目的や用途によってアクション数を考えること。
つまりはこういう事です。
例題:収納棚にあるカラーペンを出す
1(ワン)アクション :扉を開けてペンケースを持ち出す
もうお分かりですよね。
1(ワン)アクションで必要なモノに辿り着くことができます。
そして、ここでもう一つのポイントは!!
よく使うものは1つのグループでまとめにしておく(この場合ペン立てに入れる)
そのことでとても使い勝手がよくなり、ペン立てだけを持ち出し使い終わったら扉を開けて戻すだけです。
よく使うモノであれば、机の上にペン立てを置いておくのも一つの手です。
その場合はノーアクションで使うことができますね。
ただ机の上にモノを置きたくない人は上記のように
1(ワン)アクション加えて見えない収納にすることがおすすめです。
これであれば、使う人みんながイライラしたり、
探し物に時間を取られず快適で幸せな時間に費やすことができます。
少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
こういった小さな時間の積み重ねは本当に大きな時間へとつながります。
整理収納というというのは目に見えない心の豊かさへと繋がっているものです。
是非みなさんも片付けることが面倒だと感じた時は、アクション数にも是非注目して見てください。
そしてこちらの写真は彦根店”収納エリア”に展示があります。(”みんなの家標準収納”の”4段可動棚)
実際体感して見たい方は是非!!!
彦根店へお越しください。
また、
整理収納アドバイザー&住宅収納スペシャリストも在籍しておりますので、お気軽にご相談ください、。
profile
おもてなし/ Thatcher(サッチャー)
<保有資格>
住宅収納スペシャリスト
整理収納アドバイザー1級
ライフスタイルによって収納の仕方は様々です。
子育て真っ只中の実体験を交えて、
暮らしに寄り添った収納プランをご提案させて
いただきます。