『ボタニカルな生活を楽しむ』
シンボルツリーにおすすめな落葉樹2
こんにちは。
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。
さて、今回も前回に引き続きシンボルツリーにお勧めな樹木と、その特徴をお伝え致します。
ヤマボウシ
ヤマボウシは自然な形の樹形が魅力的で、落ち着いた雰囲気を持っています。
自然な樹形が魅力ですので、はばを狭くするための剪定を繰り返すと樹形が崩れてしまいます。
外壁際や狭い場所に植えるのは避けた方が良いでしょう。
ただ、葉はやや大きくて放置すると枝が込み合い密集してしまいますので、枝を透かすような剪定は必要です。
又、夏場の強い直射日光は苦手で葉焼けを起こすことがありますので、植栽場所には注意が必要です。
ヤマボウシの開花期は5月から7月で花のように見える白い総苞片の先端が尖っていて、茂った葉の中に咲くナチュラルな白花は趣きがあります。
シャラ
シャラノキは昔から和風庭園にも用いられており、茶花にも用いられる白い花が美しい落葉樹です。
枝葉の数は少なめで幹周りがスッキリと枝振りが解りやすくシルエットが軽い樹木です。
夏の直射日光にやや弱いので、南側ではなくて、東側に植える事をお勧めします。
特に足元に日光が当たる事を嫌いますので植栽をされる際は環境のチェックが必要ですが環境さえ適合すれば美しいシンボルツリーになります。
シャラノキはナツツバキと呼ばれる事が多く、開花期は6月から7月となります。
又、シャラノキはツバキ科ですので、毛虫が発生する可能性がありますので予防措置として薬散をおすすめします。
今回も落葉樹2種のご案内でしたが、如何でしたでしょうか。
次回も引き続きシンボルツリーに最適な落葉樹のご紹介を致します。
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エクステリアプランナー/ 森井和枝