【ママファイブセレクト】♯2ニッチについて
こんにちは。家づくりコラムをご覧いただきありがとうございます。
今回は、2つ目のママファイブであるニッチについて触れていきたいと思います。
ニッチに関しては、当社HPの“私たちの家づくり”タブ→“マイスリー&標準仕様”
タブのママファイブ欄のニッチにアクセスしていただくと
https://minna-ie.jp/standard/slug-9562a915fdb311132c9d64ccb9f3d2af
詳しく書かれていますので、このコラムでは
ニッチを設置できる場所についてお話ししていきたいと思います。
実際に設置される場所についても、上記ページに具体的に掲載させて
いただいておりますが、ではその部屋ならどこでも設置できるのか
というとそういうわけではありません。
ニッチは壁を窪ませて製作する飾り棚なので、ニッチを作ることにより
お家の構造や性能に問題が出てしまうとまずいのです。
ニッチが設置できない場所
1.建物の外壁面
外壁(サッシや玄関ドアがついている外部と接している壁のことです)
にあたる部分には設置できません。当社は内断熱を採用しているため、
外壁部分にニッチを設置してしまうと、その部分には断熱材が施工できず
お家の断熱性能を損ねてしまうことになるからです。
2.構造上必要な柱がある部分
構造上必要な柱がある場所にもニッチを設置することはできません。
なぜなら、ニッチを作ろうとするところに柱があると、柱も一緒に削らないと
いけないので、柱が構造体としての役割を果たせなくなってしまうからです。
耐震性能はもちろん下がりますし、建物として成り立たなくなってしまう
可能性すらあります。
間取りを変更すれば、設置できる可能性も出てきますが、実際には
間取りよりニッチの場所を優先される方はほとんどいらっしゃいません。
ですので、基本的には柱と柱の間に設置をしています。
3.耐力壁になっている壁
いわゆる筋交いが入っている壁にもニッチを設置することができません。
cが筋交いになります。(参照:ウィキペディア)
理由としては、2と同じです。筋交いを削ってしまうと耐震性能が
落ちてしまいます。
ただし、筋交いに関しては設計段階で相談していただければ、
場所を移動することができる場合もあるので、ニッチの位置に関しては
早めに決めていただく方がメリットが多くなります。
4.引き戸を引き込む壁の反対側
引き戸を引き込む壁の反対側の壁(いわゆる控え壁)にもニッチを
つけることはできません。
なぜなら引き戸を引き込む分、壁厚が薄くなっているからです。
厳密に言うと作れなくはないのですが、その壁にニッチを作っても、
奥行きが浅すぎて何も飾れなくなってしまいます。
対策としては、引き戸をアウトセットにしたり、ドアにしたり
することで、ニッチを設置できるようにはなります。
アウトセット引き戸の例(参照:DAIKEN ホームページ)
しかしこれもアウトセットの見た目上の問題や、ドアに変更することで
使い勝手等に弊害が出る恐れもあるので、ニッチのために変更される
ケースは少ないです。
このようにニッチを設置する場所には制限はありますが、
設置不可の場所さえ避ければ、ディスプレイすることにより生活を楽しむ
こともできますし、わずかな空間ではあっても収納スペースとして力を
発揮してくれることも多々あります。
ぜひ、使い勝手の良い、自分のお気に入りの場所に設置を検討されてください。
最近のモデルハウスの設置例
せっかくこのページを訪れて下さった方へ、最近の当社コンセプトモデルハウスの
設置例を一部ご紹介したいと思います。
参考にしていただければ、幸いです。
東円堂コンセプトモデルハウス#19
玄関入り口のニッチ
東円堂コンセプトモデルハウス#19
洗濯機横のニッチ
妙法寺コンセプトモデルハウス#20
LDKのリモコンニッチ
妙法寺コンセプトモデルハウス#20
キッチンのマガジンラックニッチ
東沖野コンセプトモデルハウス#21
LDKのメガニッチ
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