整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた【家の見た目＆使い勝手は高さがポイント】

こんにちは。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロの柴村真弓（まゆしば）です。

今日は二つの視点からモノを置く『高さ』の重要性について書きたいと思います。

まずは『見た目』視点からです。

みなさん、お家ってすぐに散らかりますよね(笑)

我が家も家族やモノが動けばすぐに散らかります。

気を抜き度MAXの我が家（笑）です。お恥ずかしいですが、アドバイザーもみなさんと同じと分かっていただくためにアップしますね。

散らかっているにしても、『すごく散らかって見える』のと『多少散らかっているように見える』のとでは、見ている側の印象がかなり違いますよね。

散らかって見えやすいのは、高さがポイントなのです。

目線から腰高あたりの高さというのがやっかいでして・・・

これがまた、モノをポンと置きやすい高さなのです。身体的に置きやすいのです。

つい置いてしまうのは、高さのせいなのです！（誰も悪くないのです（笑））

ただ・・・この置きやすい高さは逆に、一番に目に飛び込んでくるので、第一印象に残るのです。

なので、置きやすいからと無意識にどんどん置いていくと・・・こんなことになります。（↑我が家の写真）

万が一、この状態で来客があったら絶対お通ししませんよね。お客様が見なくても、住んでいる自分や家族はこの景色を片づけない限り見続けることになり、『家が散らかっている。汚い家』のイメージになっていきます。

置きやすい高さなので、ついつい置いてしまうのは仕方ないと思います。

ただ、この状態で日をまたがないようにしましょう！

お片付けのリセットは、寝る前には必ずしましょう！

決まった戻す場所にモノを帰してあげるだけです。

これが出来れば全く問題ないですのでご安心くださいね。

↓寝る前にリセットした同じ場所（印象はいかがでしょうか？）

次は『使い勝手』視点からです。

モノの使い勝手は高さととても関係があります。

ですので、開閉式、左右スライド式、オープン式の収納は、とてもよく使うモノは、使う人の『目線から腰高あたり』までに収めると一番取りやすくて戻しやすいです。

身体的に疲れない高さなのです。

取り出しやすい高さによく使うモノを置くと、『取り出す・もとに戻す』の作業がストレスなく行えます。

例えばキッチンですと、ストレスなく家事をするということは、毎日のことなのでとても大切なことになります。

毎日使うモノを出し入れの度に「よっこいしょ」と言うようでしたら、高さを見直してみてくださいね。

これだけで、家事が嫌じゃなくなりますので(^^）

我が家のキッチン収納の一部ですが、この食器の頻度はとても高いです。毎日といっても過言では

ない食器達。

ですので、ストレスフリーで取って戻せる『目線』あたりに収納しています。
（↓赤丸の中の指がまゆしばのだいたい目線あたりです）

もう一つ気を付けていただきたいのが、引き出し式の収納です。

こちらは、逆に目線より高いところを引き出すのは間違っています。

目線より下で引きだせる収納にしましょう。

そして引き出した時に全て（奥まで）が見えるというのが大切です。

お片付けサポートに伺うと、衣類などは頭のてっぺんあたりから引き出すというお家も少なくありません。

これでは全く中が見えませんね。

ですので、『引き出し式は目線より下』を意識してみてください！

＜まとめ＞

①置きやすい高さ（ついポンと置いてしまう高さ）はお部屋の印象を決めるので、一日の終わりに必ずリセットしましょう！

②開閉式、左右スライド式、オープン式の収納は、取り出しやすくて戻しやすい高さは目線から腰高。よく使うモノはこの高さに収めましょう！

③引き出し収納は引き出した時に目線より下を意識して、収納したモノが奥まで見渡せるようにしましょう！

profile

柴村 真弓（ニックネーム：まゆしば）

お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、整理収納アドバイザー2級の認定講座を開催したりしています。みんなの家社外アドバイザーとして、「心地よくパワーあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。

保有資格：整理収納アドバイザー1級 / 整理収納アドバイザー2級認定講師 / ルームスタイリスト・プロ / ルームスタイリスト認定講師 / インテリアコーディネーター / 企業内整理収納マネージャー