【マイスリー他】キッチンカウンターについて
こんにちは。いつもみんなの家コラムをご覧いただきありがとうございます。
東近江市、彦根市、可児市を中心にわかりやすさを大切に定額制の家づくりをしている
「みんなの家」です。
新しい年になりましたね。今年はどんな年になるのでしょう?
みなさんはどんな年にされたいですか?
建築業界においても商品は常に開発されており、新しいアイテムがどんどん市場に出てきます。
今回は、その中でも当社で標準的に扱わせていただいているキッチンメーカー・シリーズで採用する
ことのできるキッチンカウンターについてご紹介させていただきます。
(今回はカップボードではなく、キッチン本体のみにフォーカスしたお話を
させていただきます。)
<TOTO mitte(ミッテ)>
※当社では、壁付けI型のみ標準としております。
・人造大理石カウンター *当社標準仕様
・ステンレスカウンター *標準内で採用可能
<Panasonic Lucucina(ラクシーナ)>
・人造大理石フリオカウンター *オプション仕様
・人造大理石カウンター *当社標準仕様(カラーによってはオプション仕様)
・ステンレスカウンター *壁付けプランのみ対応。フラット対面プランは対応不可。
また、マルチワイド・トリプルIH /ガスプランについても対応不可。
標準内で採用可能(一部オプション仕様あり)
<クリナップ KT(ケーティー)>
・人造大理石ワークトップ *当社標準仕様
・ステンレスワークトップ *壁付けプランのみ対応。フラット対面プランは対応不可。
標準内で採用可能
・メラミンワークトップ *オプション仕様
当社で標準で採用させていただいているキッチンのシリーズ別ラインナップは上記の様に
なっております。
現在、人造大理石製のカウンターが主流ですが、大きくアクリル系とポリエステル系に
分かれており、例えばラクシーナの中の壁付けI型の場合、グラニュールホワイト柄は
ポリエステル系を、KTのカウンターもポリエステル系を採用されています。
TOTOミッテと上記以外のラクシーナは、アクリル系が採用されています。
また最近シェアが高くなっている(当社でも標準採用しております)人造大理石製シンクを
採用できるのも人造大理石カウンターの場合のメリットです。
カウンターとシンクの隙間や段差をなくし、さらにお手入れ性を向上させているシリーズもあります。(ラクシーナ・KT)
一方古くから存在し定評があるのが、ステンレスカウンター。各シリーズ形状は違いますが、
基本的には表面に凹凸のついたエンボス加工がなされており、傷が目立ちにくいのが特徴です。
そこからさらに開発されたカウンターがこれからご紹介する素材になります。
まずは、ラクシーナの“フリオカウンター(人造大理石カウンター)”。
濃色カウンターの弱点である、傷の目立ちやすさや白化を回避するため、一般的な人造大理石 の配合を変えることで表面を硬くし(鉛筆硬度7H以上)、エンボス加工を施すことで機能面・ テクスチャー感の両面をアップされています。最近人気のブラックや濃いめグレーのカラー ラインナップがあるため、当社ではオプション仕様にはなりますが、人気があります。
①ダークグレー[XD]
②ミドルグレー[XM]
次に9月に発売されたばかりのKTの“メラミンカウンター”。
従来、カップボードのカウンターとして価格的にもリーズナブルなメラミンが重宝されてきました。
(当社もカップボードの標準カウンターは、ホワイトカラーのメラミンです。)
こちらもオプション仕様になりますが、手軽に木目やコンクリート調、濃いめグレーを採用
していただけます。ドイツなどでは、人造大理石でなくてもメラミンで十分機能的に優れている
ということで主流になっている素材です。
(ただし、人造大理石に比べると傷や熱に弱い部分があるのでご注意ください。)
キッチンのあらゆる仕様を決めていく中で、カウンター柄と比べると扉柄の方がカラー
バリエーションも多く、取手の組み合わせも考えるとさらに選択肢が多いので、カウンターを
選ぶ頃にはちょっとお疲れの方も多い印象ですが、実はカラーラインナップは少なくても
各素材の特徴がかなり違っているのがカウンターなのです。
最近インスタでは、カウンターに傷がつくのを防ぐため、キッチンカウンター上にシリコン
マットを導入されているご家庭も増えているようですが、できれば風合いなどそのまま
楽しんでいただきたいと思っているICの一人としては、カウンター選びの際もご予算にも
よりますが、素材にもこだわっていただけると嬉しいなと感じています。
さらに・・・、メーカー・シリーズが変われば
①セラミックカウンター
LIXILの“リシェル”やクリナップの“CENTRO”や“ステディア”では、熱やキズ、汚れに、優れた耐久性を発揮し、美しさを長く保てると話題のセラミックトップを採用されています。
②ステンレスカウンター ヘアライン仕上げ・バイブレーション仕上げ
こちらはあらゆるキッチンメーカーの高品位シリーズで採用が可能です。
ex:PanasonicLクラス,クリナップ CENTRO(バイブレーション仕上げ),クリナップ
ステディア(ヘアライン仕上げ)
ヘアライン仕上げ→表面に髪の毛のような細い線状の模様が一方向になっている柄で、スタイリッシュなイメージに仕上がります。
バイブレーション仕上げ→円弧状にランダムに研磨模様をほどこした柄で、ヘアラインよりさらに傷は目立たず、ステンレスの光沢感は消えマット感のある少し落ち着いた印象になります。加工に時間がかかるのでヘアラインよりコスト高にはなります。
③デュポンコーリアンカウンター
クリナップの“ステディア”“ラクエラ”などで採用されています。以前は、もう少し幅広く採用されていたかと思うのですが、各メーカーさんが人造大理石カウンターからその先に進んだカウンターを開発されており、そちらに推移した印象です。メタクリル樹脂を原料とした、アクリル系の人造大理石カウンターは1965年、米国デュポン社によって開発されました。約60年もの歴史を持つ、美しさと実用性に優れた素材です。
④クォーツカウンター(人造大理石カウンター)
Panasonic Lクラスにて採用されています。
天然石(水晶)を90%以上含んだ高級感溢れる素材です。最先端のトレンドである流れ模様が施されています。一定でない不自然な模様感が本物の石らしさを高め、上品な光沢感を実現されています。
⑤クリスタルカウンター(人造大理石カウンター)
TOTOクラッソシリーズで採用できる、メーカーオリジナルカウンターです。
素材は透明度の高い厚さ約10mmのエポキシ樹脂。つや消しに仕上げた表面から、裏面の柄や色がやわらかく浮かび上がります。
いかがでしたでしょうか?オーダーメイドキッチンであれば、他にもタイルや左官仕上げなど
バリエーションがさらに広がるキッチンカウンター。ぜひ、新居のキッチンを検討される際には、
カウンター選びも楽しんでくださいね!
参考:Panasonic 住まいの設備と建材 キッチンHP https://sumai.panasonic.jp/kitchen/
LIXIL キッチンサイト https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/
クリナップ キッチンサイト https://cleanup.jp/kitchen/
デュポン・MCC株式会社 コーリアンサイト https://dupont-mcc.co.jp/
TOTO キッチンサイト https://jp.toto.com/products/kitchen/
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