【インテリア&カラー】〜建築カラーのお話〜part9 セレニティスタイルって!?
いつもみんなの家コラムをご覧いただきありがとうございます。
今日はみんなの家の基本インテリアスタイルの一つ、
「セレニティスタイル」についてお話ししたいと思います。
みんなの家には、「ナチュラル」「スタイリッシュ」「セレニティ」の3つのスタイルがあります。最初の2つはなんとなくイメージしやすいかと思いますが、「セレニティって?」と思われる方も多いのではと思います。なぜなら、「セレニティスタイル」は一般的な表現でなく、私たちみんなの家スタッフが考えたオリジナルの名称だからです。
【みんなの家のセレニティスタイル】
セレニティは英語で「うららかさ」や「心の平静」という意味。
アンティークの家具や雑貨、
レトロなアイテムで彩って
まるでカフェのような癒しの空間に。
空のブルー、木々のグリーン、
自然を感じる穏やかなカラーに
ヴィンテージ風の木目・レザー・織物など
様々な素材を掛け合わせた
カリフォルニアスタイルも人気。
「楽しく自由に」をテーマとしたスタイル。
下のトーン表を使ってお話しすると、
「ダルトーン」「ダークトーン」「ディープトーン」などを使うことが多いです。
可愛いカフェ風だと、「ソフトトーン」あたりも。
つまり、「中彩度」の色を使うことが多いです。
お家の建材は洋服と違って、彩度が低いもの (色みがあまりないもの) が多いです。
表でいうと「ライトグレイッシュトーン」やもっと左のモノトーンあたりの色。
そんな中で「中彩度」を使うことで、結構カラフルでチャレンジングな空間になります。
色を使うと言っても、「ダルトーン」「ダークトーン」「ディープトーン」などは暗めの渋い色なので落ち着きもあって素敵にまとまります。
一般的には中彩度の色味を使ったコーディネートは、「カジュアルスタイル」と呼ばれたりもします。
では実際に、みんなの家のセレニティスタイルの写真を見ていきましょう!
こちらはLDKの一角にタイルを貼っています。
ゴツゴツ、ざらざらとした表情豊かな素材です。
タイルのオレンジがカジュアルでおしゃれな空間を演出します。
「ダルトーン」あたりを使っています。
こちらの和室は、鮮やかなブルーの壁紙、ブラウンの扉と天井が特徴。
「ダークトーン」あたりの落ち着いた色は和室にピッタリです。
ホワイトの抜け感も効いています。
こちらのトイレにはデザイン性あるウッド柄クロス。
セレニティスタイルは素材感も大事です。
ゴツゴツした木材、石、タイル、レザー、織物などとても合います。
こちらは造作洗面。
洗面の棚はアンティーク風の木柄。
グリーンのクロスは「ダークトーン」あたり。
ホワイトのタイルや壁で抜け感!
こちらはフロアや扉など、アンティーク感あるNODAの製品を使っています。
深みあるネイビーのキッチンとカップボードがおしゃれです。
真鍮の取手もよく合います。
ホワイトのクロスでなく、ライトグレーのクロスでもしっかりとコントラストがついて抜け感が出ています。
「セレニティスタイル」いかがでしたでしょうか!?
カフェのような、少し遊び心あるインテリア。
お家が完成した後の雑貨選びも楽しいですよ。
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tototo
インテリアコーディネーター/建築カラープランナー