【収納】一体どれくらい必要？〜あらかじめ設ける収納場所編〜

こんにちは。

いつもコラムをご覧くださりありがとうございます。

さて、みなさんお家を建てられるとき「一体どのくらいの収納場所がいるのだろうか？」と悩まれることはありませんか？

そこで今回は、「お家の収納って一体どれくらい必要？〜part1〜」というテーマでお話ししていきます。

●収納場所＝モノを定位置に戻す

まずは収納に関するお話を簡単に。

収納というのは”モノを隠す場所ではない”ということです。住み始めると必ずモノは必ず増えていきます。”モノを隠す”という考えを持ったままお家作りを進めてしまうと、収納する箇所が必然と多くなります。

しかし、本来の収納の考え方は”モノを使いやすい場所に戻す”というのが正解です。この考えを持っていると、お家を建てて実際生活した時に多くの時間を片付けに追われなくなるでしょう。

そしてモノと自然と向き合うようになり、不要なものと必要なものが瞬時に判断しやすくなって、理想の暮らしをキープしやすくなるといった現象が起きてきます。

●できるだけ多くの収納箇所を！その考えはNG！！

お家が完成し住み始めると現実問題として、”モノ”と一緒に住むことになります。

出かける時のカバンやコート、着替えや歯ブラシetc・・・。考え始めると実に多くのモノと私たちは共に生活していることがよくわかります。

同時に住む年月が増えれば”モノ”の数も増えていきます。

では、「増え続けていくのであれば、より多くの収納箇所を設ければいいのでは？」と思われる方も多いと思います。しかしながら、その答えは「NO」です。

住まう年月を想定して収納を多く作ってしまうと、おそらく居住空間であるリビングや寝室などはほとんどなくなってしまうでしょう。

つまり”収納は多ければ多いほどよい”という考えはNGだということです。

●収納箇所と個数（図面上）目安とは？

では、「実際一軒家だとどのくらいの収納場所があるのだろうか？」と疑問に思われるでしょう。

ではここで、”みんなの家”のモデルハウス（中小森モデル）”を例に収納箇所をみていきましょう。

図面上で”収納箇所”として設けられた場所は以下の通りです。

【１F　みんなの家モデルハウス図面（中小森モデル）】

こちらのお家の特徴としては、3.5帖の大きな１Fファミリークローゼットがあります。

おそらくモノはこの場所に多く集まってくると想像できます。その他、各部屋ごとに収納がありますので十分な場所が確保できているといえるでしょう。

【２F　みんなの家モデルハウス図面（中小森モデル）】

こちらは２Fです。各居室にウォークインクローゼットがあります。１つ１つの収納が十分は広さがありますので、こちらも十分な収納場所が設けられているといえるでしょう。

＊中小森モデルハウスの詳細は以下をクリック♪　↓↓↓↓

https://minna-ie.jp/modelhouse/slug-87d35de84bae2ad42b87626923860dfa

●実際、収納は何ヶ所必要なのか？？？

こちらの答えですが、残念ながら明確な数字で表すことができません。

そこには大きな理由があります。

それは、”住む人”の生活スタイルや人数、趣味やライフスタイルによって異なるから”です。

それだと、「では一体どうやって収納個数をを考えればいいのか？」といった疑問が湧き上がってくるでしょう。

そこで一定の考え方の法則があります。

それは”住む前に自分達が何処で何をするか”を想像してみること。そうすることで、自ずと適切な場所と個数が割り出せてきます。

お家作りを実際はじめて行くと多くのことを考えて行く必要があります。

そんな中に”収納”という場所は後回しに考えがちになりますが、実は住んだ後の快適空間の鍵を握っている＝収納なのです。

是非お家作りの計画の際に以下を意識しながら進めてみてください。

→自分達の生活の動きを想像してみる

→それに伴う使いやすい”モノの置き場”を考える

→綺麗な空間をキープでき理想の暮らしへと近づく

今回のコラムではあらかじめ”収納場所”を指定したお話でコラム進めてきました。

次回は、収納箇所として指定しない”隠れ収納箇所”について深堀していきます。

次回もお楽しみに。

profile

おもてなし/ Thatcher（サッチャー）

＜保有資格＞

住宅収納スペシャリスト

整理収納アドバイザー１級

ライフスタイルによって収納の仕方は様々です。

子育て真っ只中の実体験を交えて、

暮らしに寄り添った収納プランをご提案させて

いただきます。