【ファイナンス】転職は住宅ローン審査に影響する?
こんにちは。
東近江市、彦根市、可児市を中心にわかりやすさを大切に定額制の家づくりをしている「みんなの家」です。
いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のコラムでは、『転職は住宅ローン審査に影響する?』について、詳しく解説いたします。
結論から申し上げますと、転職のタイミングや内容によっては不利にも有利にもなります。
最近転職したばかりで、勤続年数が短いから住宅ローンの審査に通らないかもしれないと不安に思われる方もおられると思います。
転職の理由や内容によって、審査にどのような影響があるか、本コラムでしっかりと理解していただければと思います。
また、過去のコラムで、住宅ローンの事前審査について詳しく書いていますので、まずそちらをご覧いただいてから、続きを見ていただければと思います。
『住宅ローン審査について''事前審査''編』
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【お金】【ファイナンスコラム】住宅ローン審査について''事前審査''編|家づくりコラム|自由設計の注文住宅を建てるならみんなの家(ライアート株式会社)
転職と住宅ローン審査の関係性について
過去のコラムにも書きましたが、住宅ローンの審査はさまざまな点に注目して行われます。
審査項目の1つに「勤続年数」や「収入」があり、転職直後はどうしても勤続年数が短くなったり、年収が低くなったりすることが多く、審査が不利になる傾向があります。
審査では、将来的に安定した収入が続くかどうかが非常に重要視されるため、申込条件で『勤続年数1年以上』としている金融機関がほとんどです。
実際、国土交通省が行った「令和5年度民間住宅ローンの実態に関する調査」でも、回答した全国約800の金融機関の内93.6%が、「勤続年数」を審査項目としています。
転職して数ヶ月の場合は、なぜ転職したのか、雇用形態や業種は転職前後で同じかどうか、転職癖が無いかどうかを判断するため職歴書の提出を求められるなど、厳しい目で審査されます。
しかし、勤続年数が短いだけで必ずしも審査が通らないわけではなく、転職理由や内容によって、審査が有利になることもあります。
では次に、勤続年数が短くても住宅ローンの審査が有利になるケースについて解説いたします。
転職が有利になるケース
勤続年数が短くても審査が有利になるケースはいくつかありますが、代表的なものをご紹介します。
■年収アップが見込める転職
転職によって収入が増加した場合、安定的な収入の証となり、借入可能額が増加したり、審査が有利に働く可能性があります。
■同業種・同業界へのキャリアアップ転職
同業種や同業界内で、上場企業などより規模の大きい企業や知名度の高い企業に転職した場合、キャリアアップとみなされ、審査が有利に働く可能性があります。
■契約社員や派遣社員から正社員に転職
正社員は非正規雇用に比べて収入が安定していると判断され、住宅ローンの返済能力を高く評価されやすく、審査が有利に働く可能性があります。
次に、転職後勤続年数が1年未満の場合の所得計算方法について解説いたします。
転職後勤続年数1年未満の場合の所得の考え方
返済比率を考える際、直近1年間の所得をもとに審査されますが、転職後1年未満の時点でローン申込する場合、どのようにして年間所得を算出するのか。
一般的には、給与明細において、月の支給額から非課税扱いの交通費などを差し引いた金額をもとに計算されます。
勤務開始から直近までで月収に変動がある場合は、平均月収をもとに1年間の見込所得を計算し、それを年収と見做して審査されることになります。
また、転職後の会社が歩合給である場合、また違った計算方法になることもあります。
いかかでしたか?
住宅ローンの利用は一般的に、事前審査→本審査→契約→融資実行という流れで進み、途中で転職した場合は新しい勤務先で再審査を受けることになります。
例えば、事前審査や本審査が通っていたにも関わらず、契約前の段階で転職したことで、結果不利に働いてしまい、融資が受けられなかったということもあります。
上記の通り、転職が住宅ローン審査に必ずしもマイナスになるとは限りませんが、審査前や審査中の転職は出来るだけ避けるようにしましょう。
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プロフィール
住宅アドバイザー/周防卓也
<保有資格>
ファイナンシャルプランナー2級
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