【ファイナンス】アパート経営における『表面利回り』とは?
こんにちは。
東近江市、彦根市、可児市を中心にわかりやすさを大切に定額制の家づくりをしている「みんなの家」です。
いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のコラムでは、『アパート経営における表面利回りとは?』について、詳しくご説明いたします。
アパート経営とは、所有するアパートの部屋を賃貸し、その入居者から家賃等をもらう不動産事業であり、不動産投資の一つの方法とされています。
アパート経営を始める目的は人それぞれで、所有している土地の有効活用や相続対策、節税対策、投資目的などさまざまです。
今回は、アパート経営において重要な指標となる『表面利回り』に照準をあて、分かりやすくご紹介いたします。
アパート経営における『利回り』とは?
アパート経営における「利回り」とは、投資額に対してどれくらいのリターン・利益があるのかを数値化したものです。
この利回りにはいくつかの種類がありますが、よく使われるのは『表面利回り』や『実質利回り』の2つであり、シンプルで基本的な利回りとして使われているのが『表面利回り』となります。
また、一般的に「利回り」というと、『表面利回り』を指すケースが多く、不動産会社の広告やポータルサイトに掲載される物件は、ほとんどの場合は『表面利回り』を基準としています。
『表面利回り』と『実質利回り』の違いは以下の通りです。
■表面利回り・・・不動産が生み出す「年間賃料収入」の投資額に対する割合
■実質利回り・・・不動産が生み出す「年間純収益」の投資額に対する割合
では、表面利回りの計算方法やケーススタディなど、もう少し深堀りしていきたいと思います。
表面利回りとは?
表面利回りとは、年間の家賃収入を物件の購入価格(土地や建物)で割ることで計算出来、単純利回り、グロス利回りとも呼ばれ、アパートの収益性を判断する際によく用いられます。
表面利回り(%)=年間賃料収入÷物件購入価格×100
【ケーススタディ】
■アパート戸数 8戸(満室想定)
■年間の賃料収入 672万円(共益費・駐車場代含む)
■建物価格 6,000万円
■自己所有の土地に建築
年間賃料収入672万円÷建物価格6,000万円×100=表面利回り11.2%となります。
この数値は、首都圏か地方都市かなどの立地条件や近隣の家賃相場、築年数など物件の持つ条件によって変化し、表面利回りの平均としては、新築アパートであれば8%程度とされています。
また、『表面利回り』は単年度の指標であり、あくまでも表面的な数字になります。
不動産の老朽化で修繕費用等の経費がかかる場合や、空室率などは考慮されていません。
いかがでしたか?
この『表面利回り』は、融資を申し込む際の計画書に記入する目安としても用いられています。
また、アパート経営で得られる家賃収入は、金利の変動で目減りする預貯金やリスクの大きい株などに比べ、長期にわたって安定した収入源となります。
最近ではサラリーマンオーナーも増えてきており、日本国内でも一棟のみならず、複数棟のアパートを所有し、億単位の不動産を資産として保有している方もいます。
とは言っても、アパート経営にはリスクもありますので、メリット・デメリットをしっかり理解した上で行うようにしましょう。
当社もアパート建築のお問合せが増えてきており、ホームページでも特設ページをご用意していますので、ぜひ御覧いただければと思います。
『みんなのアパート特設ページ』
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住宅アドバイザー/周防卓也
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