整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた【動線と時間】
人が動く道筋のことを動線といいます。
動線は短かければ短い程、時短になります。
時短家事を目指す方は多いですよね。
私も日々どうすれば時短になるかを考えて行動しています。
動線を短くするにはどんな工夫をすれば良いか。
今回は動線を短くするコツを実例を交えてご紹介します。
◎家事行動を、一つの場所に集約できないか考える
例えば、押入れからアイロンセットを出し、リビングでワイシャツにアイロンがけをした後、ワイシャツをクローゼットまで掛けに行き、アイロンを押入れにしまう。
なんてことない時間に思うかもしれません。
しかしそれに毎回3分かかったとしましょう。
3日に一回この行為をすると、一か月に約10回×3分=30分(月)
30分(月)×12か月=360分
360分÷60分=6時間
6時間の無駄な時間を使っていることになります。
ではどうすれば良いか。
ただ単に、ワイシャツを掛けてあるクローゼットにアイロンセットを置く。
これだけです。
これだけで無駄な動線が無くなり、無駄な時間も無くなります。
無駄な時間は有意義な時間に使っていただきたいです。
6時間あったら、皆さんは何に使いますか? 読書?映画鑑賞?ゆったり過ごす?
色々なことができますよね。
◎使う場所に使うモノを置く
我が家はガムテープが家の3箇所にあります。
1納戸 2玄関 3キッチン
何故なら、納戸にいちいち取にいくのが時間の無駄だからです。
2の玄関ですが、靴を履いてゴミを出しに行く時に、たまにゴミ袋(45ℓ市販の黒ゴミ袋)に穴が空いている事を発見します。
その穴をガムテープで塞いでから捨てに行くのですが、履いた靴を一度脱いで、納戸まで取りに行ってまた靴を履いて・・・この時間と行動が無駄なので、玄関の鍵入れの横にガムテープ置き場を作り、玄関で発見した時には玄関で解決できるようにしました。
3のキッチンです。
我が家はスーパーのレジ袋を燃えるゴミ入れにしているのですが、食料品などを入れてきたビニール袋に、たまに少し穴が空いていたりします。
今は有料になったので、ポイとすてるのは勿体なく、ガムテープで穴を塞いで使っています。
ここでのガムテープ、意外と出動率が高いです。
なので、スーパーのレジ袋入れにも別のガムテープを一緒に入れています。
穴が空いていたら、一歩も動かずにその場でガムテープ補修ができるわけです。
これにより、取に行く。戻す。という無駄な動きと時間が減らせます。
このように動線を意識すると自ずと時間の無駄が無くなります。
人生は一秒一秒の積み重ねで出来ています。
時間は有要です。
無駄な時間はできるだけ無くして、その時間を自分にとって有意義な時間にしてください。
【プロフィール】
柴村 真弓(ニックネーム:まゆしば)
お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、整理収納アドバイザー2級認定講座を開催したりしています。みんなの家社外アドバイザーとして、「心地よくパワーあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。
保有資格:整理収納アドバイザー1級 / 整理収納アドバイザー2級認定講師 / ルームスタイリスト・プロ / ルームスタイリスト認定講師 / インテリアコーディネーター / 企業内整理収納マネージャー/親・子の片づけインストラクター2級