【収納】実家の片づけ

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blog家づくりコラム

2025/04/22

【収納】実家の片づけ

【収納】実家の片づけ

こんにちは。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの柴村真弓です。
いつもコラムを読んでくださりありがとうございます。

今日は『実家の片づけ』についてお伝えさせていただきます。

もうすぐ大型連休のゴールデンウィークがやってきます。
動きやすい季節になりましたので、旅行に行かれる方も多いと思います。

かといって、逆に人混みは疲れるからと、お家でゆっくりしたいと思われる方もいると思います。
我が家は近場で犬を連れてお散歩などしてゆっくり過ごす予定です。

そんな連休は、親御さんに自分や孫の姿を見せて元気になってもらおうと、ご実家に行かれる方も多いと思います。

『実家の片づけに困ってます』『実家の親が物を捨てない』『片づけたいと言うけどやらない』『片づけたいけど捨てたくないと言う』『すごい物だらけの家なのに本人は困っていない様子』
など、本当に沢山のお声を聴きます。

整理収納アドバイザーの認定講師をしているので、余計に耳に入ってくるのかもしれませんが、皆さんのお悩みベスト3に入るくらい、困っている方が多いです。

そこで、今回は『実家の片づけ』について少し書かせていただこうと思います。

感情の面に触れる前に、体の問題として、『高いところの物や、重たい物を取れない』ということがあります。


これは本人が片づけをしたくても、『見ようと思っても高いところにあって取れない』『重くて持てない』『でたゴミを捨てに行けない』『分別が難しくてできない』などがあります。
 

この場合は、率先して手伝ってあげてください。

それではなかなか一筋縄でいかない場合の感情面に触れていこうと思います。

先ず忘れないでいただきたいのが、『実家の物はお父さんお母さんの物』であるという、当たり前ですが忘れてはいけないことをしっかり頭においてください。

使う・使わないは置いておいて、物の所有者はご実家の親御さんです。

なので『勝手に捨てる』は言語道断です。

逆を考えてみてください。

皆さんが歳を取って子どもさんが久しぶりに帰って来て、『これ全然使ってないじゃない。いらないでしょ。捨てるよ』と勝手に捨てたら・・・

どうでしょうか?

『あり得ない!もう何も触らないで!」』となりますよね。

なので、絶対にやってはいけないことは『勝手に捨てる』です。

子どもにとって『使ってないじゃない。要らない物でしょ』と思うものでも

お父さんお母さんにしか分からない『思い出がのっかった物』もあるわけです。

頭ごなしに『説教』から始めるのではなく

『なぜ家を片づけるのか』『なぜ片づけが必要なのか』を伝え

『片づけるとこんな良いことがある』というメリットも伝え

『片づいた家でどんなことをしたい?』と親御さんがワクワクするような聞き方をしてあげてください。

あとは、子ども目線で『ケガをしにくい家』にすることで離れて暮らしていても安心できることを伝えてあげてほしいと思います。

床や廊下などの通り道に物が置いてあると、親世代でなくとも、物につまずいてケガをします。



ましてや足腰の弱くなってきた親御さんがケガをすると、大けがに繋がったり、治りも遅くなりますし、入院などすると急激に筋肉が衰えて老化が加速してしまいます。

そうならないためにも『片づけは必要』ということを、優しく伝えてあげてもらいたいと思います。

全ては親御さんを想ってのことですので。

親御さんがそれを理解・納得し、『じゃ、片づけようかな』と言われたら、短い時間ずつ一緒に進めてあげてください。

片づけが苦痛になるのは『長時間やりすぎる』こともあります。
 

それでなくても嫌いな作業をずっとするのは耐えられないと思います。

ですので、一日15分タイマーをかけ、小さなスペースに区切って、必要な物・不必要な物に分けることからはじめてください。

お母さんやお父さんの好きな食べ物を用意して、終わったら一緒に楽しく頑張ったご褒美に食べるのも良いですね。

一緒に頑張ってくれる人がいると親御さんも頑張れると思います。

一緒の空間に居て、話しはするけれど口は出さず見守りに徹し、迷った時に優しく背中をおしてあげる存在でいてあげてほしいと思います。


そして沢山褒めてあげてください。

褒められて嫌な人間はいませんので。

親御さんの必要・不必要の判断に、口を出したくなったらちょっと思い出してください。

「これは親の所有物。私がジャッジする物ではない』『親にとってこの物には思い出がのっかっているのかも』と。

一緒にやってくれる人(子ども)が優しかったら頑張ろうという気持ちになりますよね。

親と思わず『ただの大人』と思って、感情移入し過ぎず進めてください。

少しずつ進めていけば、苦痛までいきません。

そして少しずつでも部屋や廊下がスッキリしてくると『あら気持ちよい♡』という気持ちが強くなってきます。

苦痛なく少しずつ頑張って進めると、『もっとスッキリしていきたい』という気持ちの方が大きくなってきますので、そこまでくると『今日は一人だけど少し頑張ってみましょう』という気持ちになります。

大人も子どもも『怒られる』のは嫌。
『褒められる』のは大好きです。

そこを忘れずにお願いします。

また、親御さんが『必要』と判断したものは、『使っていないでしょ?』と思っても『大丈夫。取っておいていいよ』と言ってあげてください。

それにより『捨てなくても大丈夫なんだ』という安心感につながり、自ら一度『使ってないけど要る』と残した物も、もう一度見直すた時にさよならできたりします。

最初は『拒絶一色』で『全ている』という方がいると思いますが、そんな時も『分かった』と一度承認してあげてください。

その後少し時間を空けてから

『なぜ家を片づけるのか』『なぜ片づけが必要なのか』

『片づけるとこんな良いことがある』というメリット

『片づいた家でどんなことをしたい?』

子ども目線で『怪我をしにくい家にして安全に長生きしてほしい』

を伝えてあげてください。

部屋の使い方ですが、実家の片づけは、使っていないお部屋、物を入れて開かずの扉になっても良いお部屋がある場合は、そこに『使ってないけれど置いておきたいだけの物』をどんどんパズルのように入れていきましょう。
《毎日過ごす部屋はスッキリしていて、物が床にない安全なお部屋にする》で良いと思います。

全てのお部屋がスッキリしていなくても大丈夫です!
 

片づけをするにあたって

①片づけは、親御さんが家の中で物に転んでケガをせず長生きしてほしいからすることを伝える

②捨てたくない物は無理して捨てなくて大丈夫!と安心してもらう

③親の思い出話に花が咲いたら付き合ってあげながら必要・不必要を見守る

④ご褒美を用意して一回15分程度で終わらす(やりすぎ厳禁)

⑤片づたあとのメリットを沢山伝える(親御さんに言ってもらうのも良いです)

⑥どんな暮らしがしたいかワクワクするような聞き方をする

⑦親と思わず『ただの大人の人』とおもって感情を乗せ過ぎない

これでもうまくいかない場合は⑧『物を処分するのに100万はかかるから用意しておいてね』とリアルな現状をサラッと笑顔でお伝えしましょう。

物を捨てるのに100万かかると知ったら、心が動く方もいらっしゃるかもしれませんので。

片づけで親子がケンカ。仲が悪くなったなどは、本末転倒です。
 

片づけは、心穏やかに老後を過ごすため。

今より充実した豊かな時間を持つためにすることなので、ぜひ皆さんも上記のことを念頭に置きながら、優しく応援しながらご実家の片づけをされてくださいね。


profile

整理収納アドバイザー/柴村真弓(まゆしば)

〈保有資格〉

整理収納アドバイザー1級
整理収納アドバイザー2級認定講師
整理収納アドバイザージュニア2級認定講師
ルームスタイリスト・プロ
ルームスタイリスト認定講師
インテリアコーディネーター
親・子の片づけインストラクター2級
幼稚園、小学校1種免許(未更新)
エニアグラムお片づけ士アンバサダー
企業内整理収納マネージャー


お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、
整理収納アドバイザー2級認定講座を開催したりしています。
みんなの家社外アドバイザーとして
「心地よくパワーのあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。

Welcome!

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