【インテリア&カラー】〜建築カラーのお話〜part16 インダストリアルスタイルのお家
東近江市、彦根市、可児市を中心にわかりやすさを大切に定額制の家づくりをしている「みんなの家」です。いつもみんなの家コラムをご覧いただきありがとうございます。
今日のテーマは、「インダストリアルスタイル」
みなさんはどんなイメージをお持ちですか?
私はニューヨークの天井の高い開放的なカフェなんかを想像します。(行ってみたいなぁ…)
「インダストリアルスタイル」は他にもいろいろな呼び方があります。
インダストリアルスタイルの他の呼び方
1. ブルックリンスタイル
ニューヨークのブルックリン地区の倉庫や工場をリノベーションした住居からインスピレーションを受けています
2. ロフトスタイル
高い天井と広々とした空間が特徴的な工業用建物のコンバージョンからきた呼び名
3. ウェアハウススタイル(倉庫スタイル)
工場や倉庫の要素を取り入れたデザイン
4. アーバンインダストリアル
都会的な要素とインダストリアル要素を組み合わせたもの
5. インダストリアルモダン
現代的なデザインと工業的要素の融合
6. ラフラグジュアリー
荒々しい素材感と高級感を併せ持つスタイル
むき出しのレンガやコンクリート、配管、金属素材の使用、そして木材との組み合わせ
などが特徴です。
最近とても素敵なインダストリアルスタイルのお家をお引き渡ししました。
お家づくりの最中は、レンガや塗装など色々な素材を選びながら、「完成したらどんな風になるんだろう?」といつもワクワクしていました。
そして実際に完成してみると、それぞれ特徴ある素材が融合して、創造以上にかっこいい世界観に仕上がりました。
撮影をお願いしている写真班のD君も、とても好みのスタイルだったようで、楽しそうに撮影してくれました。
カラーや素材に注目しながら見ていきましょう!
完成したお家を紹介します!
特徴は、
⬛︎ ブラック×ホワイトのコントラストのある壁紙
⬛︎ 一枚一枚、左官屋さんが丁寧に貼ってくれたレンガ
⬛︎ 無垢の木を使ったwoodoneのキッチン
⬛︎ 塗装仕上げの造作キッチンカウンター
⬛︎ ダークブラウンのフローリング
このお家の特徴は、ズバリ「コントラスト」と「異素材ミックス」です。
暗めのトーンをベースカラーに使いながら、ホワイトを効果的に配置して抜け感を演出しています。
⬛︎ 大きな吹き抜け空間
⬛︎ アイアン手すり
⬛︎ 2色に塗り分けたキッチンカウンター
塗装仕上げのキッチンカウンターは、天板と下部で色を塗り分けました。
これが大胆なデザインのポイントで、本当にカッコよく仕上がりました!
⬛︎ 無垢×ステンレスのキッチン
無垢材のキッチンのカウンタートップはステンレス仕上げ。
見せる収納の無骨さもこのスタイルの良さです。
職人さんが手作業で生み出したムラのある表情が、空間に深みと味わいを与えてくれます。
塗りムラや無垢材、レンガなどのゴツゴツした素材感が生み出す「味わいのある不完全さ」。
ダークトーンを大胆に取り入れることで、空間に深みを創り出していく。
この不完全さを楽しむ無骨なスタイルは、ライフスタイルに個性を求める方にとても人気です。
ぜひお家づくりの参考にしてみてくださいね。
profile
tototo
インテリアコーディネーター/建築カラープランナー