【収納】整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた〜ストックの持ち方を考える〜
みなさんはお買い物は好きですか?
家族でショッピングは楽しいものです。
生活をしていく上で、ある程度モノのストックは必要ですね。
そこで、今回はストックの持ち方を考えてみたいと思います。
お金を出して買うモノならば
・安かったから大量買い
・家に沢山あるのに知らずに買ってしまった
・基準を決めて買う(基準以上はもたない)
などがあります。
また、捨てずにストックしておくモノもありますね。紙袋がよい例です。
よくお片づけ現場で拝見するストックで多いモノが
洗剤類やスポンジ、トイレットペーパー、更には調味料、紙袋などがあります。
ストックを大量に持つことで、貴重な空間を埋めることを忘れていませんか?
心地よい空間は小さな空間の集まりで出来ています。
油一本の空間も、埋まっているのといないのとでは、モノの取り出しやすさが違ってきます。
どの位で消費するかが分かっていれば、消費する間に一本買えば十分安心できます。
消費するペースを知るには、そのモノ本体に使用開始日と終了日を書いてみてください。(書けない場合はメモなどに書いてみてください)
例えば、洗剤のストックを1か月で消費するとします。
それならば、1か月に1本のストックがあれば十分な訳です。
なのに3本も4本もあると、そのストックのために他のモノが入れられなかったり、取り出しにくいという現象が起こります。
全てストックを一つずつにしてみると、広い空間が生まれ、取り出しやすくて心の余裕も生まれます。
紙袋も何枚あれば安心か算出してみてください。
「とりあえず何かに使うかもしれないから全部ストックしておく」はやめましょう。
紙袋も使えば減りますが、またすぐに入ってきます。
小何枚、中何枚、大何枚、特大何枚 などと紙袋ストックの枚数を決めておくとよいですね。
必要以上の紙袋でスペースが埋まっているのは勿体ないことです。
ぜひこのコラムを読んでくださった方は家中の紙袋をかき集めて何枚あるかを数えてみてください。思った以上にあると思いますので。
余裕のあるスペース=心の余裕 だと思っています。
スペースを大切にして、心の余裕を持った生活をしてみませんか。
家族との仲も心の余裕で良くなると思います。
消費期限の長い食料品ストックはこう考えてみてください。
いくつも大量に買って長い年月置いておくと、それだけ劣化したり風味も落ちたりします。
ならば、最小限のストックを持ち、なるべくフレッシュな状態のモノを口にする。
時間の経ったコーヒーより、新しいモノの方が美味しいですよね。
果物や野菜などはストックをせずに、フレッシュなモノを買って食べますよね。
腐らないモノでも、同じように考えてみてはいかがでしょうか。
すると家中のストックがかなり減って、空間(スペース)が生まれます。
毎日過ごす自分の家が、一番ストレスなく心に余裕が持てる場所だと素敵ですね。
ぜひ皆さまもストックの持ち方を考えて、夢のマイホームをストレスフリーな場所にされてください。
profile
柴村真弓(まゆしば)
<保有資格>
整理収納アドバイザー1級
整理収納アドバイザー2級認定講師
ルームスタイリスト・プロ
ルームスタイリスト認定講師
インテイリアコーディネータ
エニアグラムお片づけ士🄬アンバサダー
親・子の片づけインストラクター2級
企業内整理収納マネージャー
お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、
整理収納アドバイザー2級認定講座を開催したりしています。みんなの家社外アドバイザーとして
「心地よくパワーのあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。