【マイスリー活用術】#18 下がり天井
みなさんこんにちは。
本日は、前回の「小上がりの和室」に引き続き
こちらも採用率が上昇傾向にある「下がり天井」をご紹介いたします。
下がり天井とは、基本の天井高より一段低く設ける天井です。
アクセントクロスや羽目板を貼ることで意匠性高く仕上げることができます。
さらに間接照明を点灯すれば、空間に一層温かみや高級感を与えられます。
主にキッチンでの採用が多く、天井が立体的になることにより、リビングやダイニングに広がりを持たせる効果も◎
羽目板や木目クロスの他に、最近は単色のブラックやグレーのクロスでスタイリッシュに演出される方も増えています。
羽目板タイプ
下がり天井:DAIKEN ハピアウォール 羽目板タイプⅡ(ライトオーカー)長手方向貼り
モルタル仕上げ風のキッチン腰壁、ダクトレール+ペンダントライトとの組み合わせが、まるでカフェのような雰囲気を醸し出します。
下がり天井:DAIKEN ハピアウォール 羽目板タイプⅡ(ネオホワイト)長手方向貼り
白を基調とした空間で下がり天井の木目が程よいアクセントとなり、上品な立体感を生み出しています。
クロスタイプ(木目)
下がり天井:サンゲツ FE-74193 長手方向貼り
キッチンからダイニングにかけて設けた長尺の下がり天井は存在感抜群。
クロスだからこそ再現できる味のある木目が空間を魅力的に演出してくれます。
※標準で採用可能な範囲は6帖までです
下がり天井:サンゲツ RE-51317 長手方向貼り ※廃盤
ヴィンテージ感のある古木柄が空間に味わい深さを演出。
あえて間接照明は無しでクロスの柄を活かした仕上がりになっています。
クロスタイプ(単色・石目)
下がり天井:サンゲツ SP-2885 ※2023年廃盤
モノトーンでまとめられた室内に一層の重厚感をもたらすダークブラウンの下がり天井。
空間にコントラストを効かせ、スタイリッシュな印象に。
下がり天井:サンゲツ FE-74171
キッチンの扉柄とリンクするグレーの石目柄で統一感のある仕上がりに。
ブラックのレンジフードや照明器具がクールさを際立たせます。
メリット
天井が下がってくると圧迫感を感じるのでは?と心配な方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実際はその反対です。
下がり天井をご採用いただく場合、基本の天井高2400mm→2500mmになるので、空間全体としての開放感はアップします。
さらに、間接照明による光の陰影が一層天井の高さを強調し、魅力的な空間を作ることができます。
※間接照明(ライトバー)は2本まで標準で採用可能です
※下がり天井の天井高は2350mmです
いかがでしたでしょうか?
こうして見ると、意外にもバリエーション豊かな下がり天井。
お家のテイストや雰囲気に合わせて、お好みの仕上げ方をお選びいただけます。
キッチンでの採用がほどんどですが、玄関ホールなどでの採用もおすすめです。
気になった方はぜひご検討ください♩
profile
インテリアコーディネーター/村井 真実
〈保有資格〉
整理収納アドバイザー2級