【収納】難しい収納。片づけやすくて気持ちも楽な収納
こんにちは。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの柴村真弓です。
いつもコラムを読んでくださり、ありがとうございます。
今日は『難しい収納。片づけやすくて気持ちも楽な収納』についてお伝えさせていただきます。
片づけの現場に行くと、色々な収納用品を目にします。
SNSやお店でよく目にするものが、必ずしも収納しやすい、キープしやすい収納用品かというと、そうでもないことがあります。
しかし、「みんなが使っているから使いやすいに違いない」「収納しやすいかはよくわからないけれど、お洒落で憧れだから」は危険な考えです。
先ず、オープン収納。
同じ大きさの枠だけが沢山あり中が抜いてあるオープン収納はとても素敵です。
流行っているしお洒落だし、憧れる方も多いですね。
しかし・・・
このオープン収納は、かなり物量が少なくて、『余白を楽しむ』方むけと思っていただいた方が良いと思います。
正直オープン収納を制することはとても難しいです。
アドバイザーの私も難しいです(笑)
物が沢山ある。
片づけがあまり得意ではない。
と思われる方は、オープン収納より扉付き収納をお勧めします。
扉の中はある程度ざっくりだったり、整っていなくても、扉を閉めるとスッキリしますので。
整理収納アドバイザーとして仕事をさせていただいている私でも扉付きが安心します。
我が家はほぼ扉付き収納で、中はざっくりの場所もあります。
↑こちらは主人のものをざっくり入れている扉収納の中
扉を閉めるだけなので、楽に「スッキリした景色」「綺麗をキープ」できますのでお勧めです。
もう一つ、よくお客様の家で見かける、とても細かく仕切られて中が見えない収納ケース。
こちらも制するのはなかなか難しいと思います。
例として、『細かい引き出しごとに、色鉛筆を色ごとにある程度の量を分けていれる』などは最適かと思いますが、一般のお家でそこまで細かく仕切ったとしても、なかなかそれをキープすることが難しいです。
例えば頭痛薬、風邪薬、酔い止め、胃薬、絆創膏、体温計、消毒液、ガーゼなどを細かく細かく引き出しごとに入れたとして
も、それをキープすることがとても難しいと思います。
時間経過と共に、色々なものが混ざってしまい、そのうちなんとなく適当に入れて、すぐに欲しいものを取れなくなってしまいます。
それならば、最初からそれらすべてがゆったり入るくらいのカゴなどに立てて入れ、上から見たら何がどこにあるかが『一目瞭然』にすることが、取り出しやすくて戻しやすい。更にキープしやすい方法です。
カゴにゆとりがあれば、入れる種類や数が増えても慌てることなく入れることもできます。
あとは、ちょっとしたことですが、同じ収納カゴの中でも、よく使うものを手前、あまり使わないものを奥に入れると、より使いやすくて戻しやすいですのでぜひ試してみてください。
収納用品は中身が見えるか見えないかでも片づけやすさが変わります。
苦手意識のある方は透明や半透明をお勧めします。
何が入っているかが薄っすらでも見えると、探す時間が減りますので。
どうしても中身が見えなくなる色の収納用品を使用したい方は、中身をシールやマステに書いて貼っておきましょう。
収納用品は本当に慎重に選ばれてください。
自分や家族にとって、この収納は片づけやすいかな?と自問自答されてから買われてください。
間違っても、入れるものが決まっていない状態で、先に収納用品(棚なども含む)を買うことはやめましょう。
足すことはいつでも、いくらでも出来ますので安心してください。
profile
整理収納アドバイザー/柴村真弓(まゆしば)
〈保有資格〉
整理収納アドバイザー1級
整理収納アドバイザー2級認定講師
整理収納アドバイザージュニア2級認定講師
ルームスタイリスト・プロ
ルームスタイリスト認定講師
インテリアコーディネーター
親・子の片づけインストラクター2級
幼稚園、小学校1種免許(未更新)
エニアグラムお片づけ士アンバサダー
企業内整理収納マネージャー
お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、
整理収納アドバイザー2級認定講座を開催したりしています。
みんなの家社外アドバイザーとして
「心地よくパワーのあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。