【収納】-豊かな暮らしを収納から- みんなの家”造作洗面”の収納例〜鏡横編〜
今回のコラムは みんなの家で人気の”造作洗面”の収納について。
まず”みんなの家の造作洗面”とは?
簡単に説明すると、
みんなの家が厳選したオリジナルパターン”9つ”の中から選んでもらうセミオーダーの洗面台のことです。
そのうちの1つが彦根店に展示されています。
(パターンNo5)
この造作洗面のパターン。
収納する箇所は大きく分けて5箇所あります。
今回はその中の ”1” 鏡横の稼働棚収納にスポットを当ててご紹介します。
”1” 鏡横の可動棚収納の特徴
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取り出しやすい(アクション数が少ないため)
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圧迫感がない(扉などがないため)
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お気に入りのインテリアなどを飾れて素敵な空間を演出できる
といったことが挙げられます。
一言で言うならば、”見える”&”出し入れがしやすい” ということです。
特徴を最大限に活かすには?
では、この特徴を最大限に活かすには?
それはズバリ!!
”収納するモノ&収納方法”が重要となってきます。
圧迫感がなくスキッとした収納空間は、お部屋を明るく見せる効果があります。
しかしそのスペースにモノが押し詰められていたらどうでしょう??
それでは反対に、インテリアなどを飾る空間ばかりを意識しすぎて、毎日使うモノを別の部屋から持ってきたり持ち出したり・・・
というのも収納空間を上手く使用しているとも言い難いです。
つまり重要なポイントは見せるモノと収納するモノの”バランスと見せ方”です。
この両方が叶った時、
収納スペースを有効利用しながらも快適で理想的な空間が生まれたと言えるでしょう。
バランス&見せ方の収納方法とは?
ではここで1つ例をあげて説明していきます。
(参照元:みんなの家中藪モデル”間取り”を一部抜粋 詳しくはこちら→)
この場合、洗面とお風呂場が隣り合わせです。
つまり、この間取りから動作動線を考慮して収納するモノとすれば、湯上がり用のバスタオルやフェイスタオル が考えられます。
タオルの収納&たたみ方(3回折り)
では、実際にこの鏡横にタオルを入れてみましょう。
今回はタオルのたたみ方によって見え方が変わってくるという角度から検証してみます。
1つの収納空間の上部にスペースがあり、あと2枚ほど入りそうですが、前面にタオルが突出し、整った空間???とは少し違ってきます。
この空間にオシャレなインテリアを飾ってみたとしてもどうでしょうか?
ぜひ想像をしてみてください。
タオルの収納&たたみ方(5回折り)
では次。たたみ方を変えて収納してみましょう。
こちらの場合、タオルの厚みが出るものの1つの収納空間に綺麗に収まりました。
前面にも突出せず、インテリアにも馴染んでいると言えるでしょう。
バランスを考えた収納の大切なポイントとは?
このようにタオル1つ収納するにもこのように見栄えが大きく変わってきます。
ここで大切なこと。
それはタオルのたたみ方ではなく 使い勝手と見栄えのバランスです。
その上で重要となる項目は以下になります
- 自分達の生活にはどれだけのモノが必要か(この場合ですとタオルの枚数いるのかな?といったこと)
- 使用頻度が高いものは使いやすい場所に収められるか
- 収納する場所の寸法を図り、置き方を考える
- 見栄えが自分にとって心地が良いかも考える
上記の重要な項目を考えて収納すれば、
あとは全体的なトータルバランスを考えていくだけです。
タオルの置く場所を変えてみるだけでも、印象はずいぶん変わってきますね。↓
少し離れて見てみたり入れ替えたりして、自分の心地の良い収納とインテリアで快適空間を演出してみてください。
使用するタオルの色も全体のコーディネートとのバランスに一役かってくれます。
収納というのは、モノを見えないように隠す場所ではなく、”使いやすい位置に 使いやすいモノ”を収納すること。
考え方一つで収納へ考え方や見え方が変わってきます。
その考え方は長い時間を経て、快適で豊かな暮らしへとつながることでしょう。
profile
おもてなし/ Thatcher(サッチャー)
<保有資格>
住宅収納スペシャリスト
整理収納アドバイザー1級
ライフスタイルによって収納の仕方は様々です。
子育て真っ只中の実体験を交えて、
暮らしに寄り添った収納プランをご提案させて
いただきます。