【インテリア計画コラム】第1話:インテリア計画の基本
使いづらいのはなぜ・・・?
あなたの住まいで、「使いづらい」と感じるものや、場所はありませんか?
空間や家具は、広くても、狭くても、大きくても、小さくても、使いづらいと感じるものです。
家具やカーテン、照明などのインテリアを選ぶのは、とてもわくわくして楽しいものですが、
快適に暮らしていくためには
空間の広さや、家具の大きさ、それらのレイアウトについて考えることも、とても大切です。
これを『インテリア計画』と呼んだりします。
私の担当するコラムでは、そういった、暮らしやすいお家づくりに必要不可欠な、インテリア計画について連載していきたいなと思います。
インテリア計画の基本
まず、インテリア計画を進めていく上で、基準となるのは、人体寸法(身長など、体の各部分の寸法)です。
人に合わせて空間や家具の大きさ、レイアウトを決めていけばよいのですが
このとき、考慮してほしいのが、「ゆとり」という考え方です。
食事に必要な幅は?
では、実際にダイニングテーブルの大きさを例に考えてみましょう。
一般的に、1人当たりの食事に必要な幅は60㎝と言われています。
これは、標準的な肩幅40㎝に、左右10㎝ずつの「ゆとり」をみた寸法になります。
これさえ押さえておけば、
・4人掛けなら、60㎝×2 で 120㎝ のテーブル
・6人掛けなら、60㎝×3 で 180㎝ のテーブル
が、最低でも必要だということがすぐにわかりますね!
2人掛けなら
60㎝に左右10㎝ずつさらに「ゆとり」も持って
80㎝前後のテーブルだといいですね。
空間に余裕があれば、
4人掛けも同様に、左右10㎝ずつプラスした
140㎝前後のテーブルが望ましいです。
こんなふうに「人体寸法」と「ゆとり」という考え方を理解しておくと
誰でも簡単に必要寸法を割り出すことができます。
今回は、インテリア計画の基本的な考え方、「人体寸法」と「ゆとり」について、お話ししました。
次回も引き続き、お楽しみに♪
(つづく)
ダイニングテーブルの選び方については、
『〜インテリアの基本レクチャー〜 ダイニングテーブル編』のコラムもぜひ参考にしてくださいね。
profile
八日市店 コーディネーター
T.Azuma
主に外観・内装の仕様決めを担当しています。こんなお家に住みたい!こんな暮らしがしたい!など、皆さまの想いをぜひお聞かせください。その想いをカタチにするために、精一杯お手伝いさせていただきます。
保有資格:インテリアコーディネーター / 福祉住環境コーディネーター2級 / アシスタント・カラーコーディネーター