整理収納のプロが教えるパワーのあるお家のつくりかた【適正量を決める=モノが増えない】
こんにちは。
整理収納アドバイザーのまゆしばです。
今日はモノが増えにくくなる考え方『適正量を決める』というお話しをさせていただきます。
モノというのは、知らず知らずに静かに増えていきますよね。
自分で買う以外にも人からもらったり、無料という言葉に負けてどうでも良いモノをもらって来てしまったり。
それはある意味「モノを持つ基準が曖昧だから」ということが言えます。
曖昧だとつい増えてしまいがちなんですね。
そこで考え方として知っておいて頂くと便利なのが『適正量を決める』です。
これは自分の生活の中で『何をどれだけもつ』かを決めるということです。
ある時は個数であったり、ある時は量だったりします。
ここに入る量だけ持つと決めたら、そこからはみ出すモノは処分する。という方式です。
例をいくつかお見せしたいと思います。
上の写真は、『マグカップやコップはここに入る量だけ』と決めている引き出しです。
仕切りなしで、『この引き出しに入る量だけ持つ』でも大丈夫ですし
更に仕切りケースを入れ、仕切り板で細分化。その『仕切った空間一つに、マグカップ一つだけを入れる』でも大丈夫です。
こうすることで、『ここに入る量だけもつ』という基準ができます。
今の状態が100%埋まっている状態ならば、『一つ割れてしまい収納スペースができたら一つ入れる』
または飽きたり使いたくないから処分して、『新旧交代でモノを収納する』でも大丈夫です。
こうすることで、コップ類が知らずに増えることはありません。
次は枚数で適正量を決めている例です。
皆さんのお家にバスタオルは何枚ありますか?
ご自分のライフスタイルを想像していただき、『何枚あれば無理なく普通に暮らせるか?』
と考えてみてください。
上の写真ですが、我が家のバスタオルです。
我が家は4人家族で毎日お風呂に入り、一日一人一枚使います。
毎日洗濯をして、乾燥機で乾かします。
このライフスタイルなので、『予備を入れて一人2枚。4人だから8枚』と適正量を導きだしました。
すると、この8枚を守ろうとするので
・頂いたり新しいバスタオルをむやみやたらに足さない。
・現状のバスタオルが使えなくなったら、使えない枚数だけ買い換える。
という考えになり、8枚以上増えたりしません。
適正量以上のバスタオルを押し込めて収納しないので『取り出しやすくて戻しやすい!』と毎日が快適です。
その他、本もついつい増えやすいモノの一つですね。
・本は『ここの棚に入る量だけが適正量』と決めてしまう。
・はみ出すようになったら、新旧どれかを入れ替えて適正量を守る。
を実践していただくと、あちこちに本の塊ができることはありません。
文房具もお手軽価格で買えてしまうので、つい増えがちです。
我が家は『それぞれ使いたいモノは一つずつ』
『ストックも一袋のみ』と適正量を決めて意識して生活しています。
そうすることで、「気付けばスティックのりが3つある」ということが無くなります。
(↓右端の透明テープは一袋に3つ入っていたストックです)
全てのモノに対してこの『適正量を決める』は有効です。
ぜひ皆さんも『適正量』を決めて、モノに占領されないスッキリライフを送られてください!
profile
柴村 真弓(ニックネーム:まゆしば)
お客様のお家に伺って実際に整理収納を実践したり、整理収納アドバイザー2級認定講座を開催したりしています。みんなの家社外アドバイザーとして、「心地よくパワーあるお家づくり」のお手伝いができればと思っています。
保有資格:整理収納アドバイザー1級 / 整理収納アドバイザー2級認定講師 / ルームスタイリスト・プロ / ルームスタイリスト認定講師 / インテリアコーディネーター/ エニアグラムお片づけ士®アンバサダー / 企業内整理収納マネージャー