【建築カラーのお話】part3 外観と内観カラーの関係
こんにちは、tototoです。
いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
さて、今日はお家の外観と内観 (インテリア) のカラー計画についてお話ししたいと思います。
お家を計画するとき、皆さんはインテリアとお家の外観を関連付けて考えますか?
外観はナチュラルなイメージなのに、中に入ったら「えっ、モダン??」というお家も少なからずあります。外と中のイメージが異なるよりも、やはり外観と内観がリンクしていると心地いいと感じるのではないでしょうか。
外観と内観のイメージや色彩も合わせてコーディネートしてみることおすすめします。
下の写真は「カジュアル × ナチュラル」の色彩計画。
カジュアルスタイルを軸に、ナチュラル要素を少し加えたミックススタイル。
インテリアのポイント
・カジュアルはコントラスト配色。
少し彩度高めのオレンジ系フローリングにホワイトのクロスで抜け感を出す。
・ファブリックは中〜高彩度でカジュアル感を出す。多色配色もOK!
・木部の色は同じだと統一感が出てまとまるので、キッチンの色はフローリングの色に合わせる。
外観のポイント
・フローリングとクロスの関係のように、ホワイトの外壁にオレンジ系の屋根と玄関ドア。
・破風と軒天はホワイトで抜け感を出す。
次は「シック × モダン」の色彩計画。
シックを軸に、モダン要素を少し加えたミックススタイル。
インテリアのポイント
・シックはなじませ配色。
低彩度のグレイッシュな床とクロス。コントラストはつけない。
・ファブリックや家具も色みの弱いグレイッシュなものでまとめる。
・ブラックの照明や家具など、インテリアの一部にモダン要素を入れてアクセントに。
外観のポイント
・グレイッシュな外壁
・破風やポーチタイルもグレイッシュな色みのものを選びコントラストをつけない。
・窓のサッシはブラックにしてモダン要素を加えてもOK。
お家のお打ち合わせは長期に渡るので、「あれ、外観ってどんな色だっけ?」ということもあるかと思います。軸となるスタイルを決めて色彩計画をしたら、お家の中だけでなく外の色も繋げてあげましょう。玄関ドアをくぐるとそのまま気持ちよくフローリング・リビングドア・クロスと繋がっていくととても心地よいと思います。
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tototo
保有資格:インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター2級
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