【ファイナンス】住宅ローン契約の「金消契約」って何?
こんにちは。
いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のコラムでは、『住宅ローン契約の金消契約って何?』について、詳しくご説明いたします。
マイホームを購入する手続きのなかで、最後に手続きする住宅ローンの借入契約のことを「金消(きんしょう)契約」といいます。
「金銭消費貸借(きんせんしょうひたいしゃく)契約」の略称であり、お客様と金融機関との間で、借入額と同額の金銭(利息付の場合は利息分も含めて)を返済することを約束する契約で、電子上もしくは書面(紙)で締結します。
金消契約の内容や注意点など、いくつかピックアップしてご紹介させていただきます。
契約書に記載されている内容
金消契約の契約書には、後日トラブルが発生するのを防ぐために、次の項目が書かれています。
■借入金額
■資金使途
■返済期間、返済期日
■利率
■遅延損害金
■担保
■保証会社
主な項目をご紹介しましたが、融資内容によって他にも書かれていることがあります。
他、「金銭消費貸借約款」と言われる、いわゆるローン契約における約款も記載されています。
金消契約はいつするのか?
金消契約を行うタイミングですが、マイホーム計画において土地から購入するのかしないのかによっても変わってきます。
住宅ローンを利用して不動産(土地・建物)を購入する場合、以下のような流れが一般的です。
Step1.事前審査
Step2.本審査
Step.3金消契約
Step.4土地決済、建物着工金支払い
このStep.4ですが、土地から購入する場合は「土地の決済をする前」に行い、既に所有している土地に建築する場合は「建物の着工金を支払う前」に行います。
Step.1の事前審査とStep.2の本審査をクリアして初めて『金消契約』という流れになります。
事前審査や本審査については、過去のコラムで詳しく書いていますのでご覧ください。
『事前審査について』
↓↓下記をクリック↓↓
https://minna-ie.jp/blog/slug-86fdf80e1caeac9271119895832c9ef6
『本審査について』
↓↓下記をクリック↓↓
https://minna-ie.jp/blog/slug-d9bc0fa8d20eecd24868b5feebc6a127
契約時の注意点
金消契約を行う上で、いくつか注意点があります。
まず、契約を行う前に、借入額や借入年数、金利などの契約内容について事前に確認しておくことが重要です。
特に、適用金利は融資実行日の金利が適用されることが多く、実際の返済額が想定していた金額と異なる可能性があります。
次に、契約時(前)の転職はやめておきましょう。
金融機関は、ローンを借入する方の収入・勤務先・勤続年数などを見て、しっかりと長期間返済が出来るかどうかを判断して審査しています。
万が一、契約前に転職したことが金融機関に分かると、審査からやり直しになる事態にもなりかねるため注意しましょう。
最後に、必要書類がたくさんあるため、事前に何が必要なのかしっかりと確認し、忘れないようにして下さい。
本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)、不動産売買契約書、工事請負契約書、収入印紙、印鑑証明書、住民票などです。
必要書類に漏れがあると、契約日当日に契約が出来ない恐れもあります。
いかがでしたか?
金消契約は、住宅ローンを組む上で必要不可欠で極めて重要な契約です。
しかし、中々聞きなれない言葉であることから、いまいち理解されていない方も多いと思います。
自分がどのような条件や内容で金融機関とローンの契約をするのか、しっかりと理解しておく事が重要です。
分からない事がございましたら、みんなの家のスタッフにファイナンシャルプランナーが在籍していますので、お気軽にお声がけ下さい!
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住宅アドバイザー/周防卓也
<保有資格>
ファイナンシャルプランナー2級
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